松本市 医療用ウィッグ 小学生の子供が脱毛症になってしまった

脱毛症

おはようございます。大根田裕一です。

 

今日から数回にわたって、僕が実際に対応させていただいた話で脱毛症のお話になります。

少し前の話になるため、細かい部分、特に会話などは完璧に同じというわけにはいかないかもしれません

他にも細かい部分での時系列が多少前後しているかもしれません。

また、プライバシーの観点からご相談いただいた方の写真は使いません。

予め、ご了承ください。

今回ブログに書くことについて

「髪の毛で悩んでいる子供たちが、少しでも希望が持てるなら」

ということで、掲載許可はいただいております。

ある日、

「子供のウィッグのことでご相談したいのですが、、、」

と1本の電話をいただきました。

 

電話では症状がよく分からなかったのですが

当店では子供用のウィッグを扱っていないこと。

場合によってはオーダーメイドになってしまうかもしれないこと

そして、もしかしたらお話をお聞きするだけになってしまうかもしれない

など、説明させていただいた上で、

伊那市からは遠くにお住まいでしたので、松本のアトリエでお話をお聞きすることにしました。

 

当日、お母さん(Aさん)と小学生の娘さん(Bちゃん)二人でのご来店でした

Bちゃんは帽子を深々かぶっていました。

 

ソファーに座っていただきお話をお聞きすると、

突然娘さんの髪が抜け始めたということで

(原因と思われることはプライバシーの観点から省略させていただきます)

今は、残った髪を全て後ろで1つに束ねて、上の方に部分ウィッグをつけ

他の部分は振りかける黒い粉(最後はミストで固める)でごまかしていたようです

 

ただ、徐々に少なくなってきたため、ウィッグや黒い粉では隠せなくなってきたということでした

 

そんなお話をお聞きしているあいだBちゃんはひと言も話をせず

外を見たり、携帯ゲームをしていて、私は関係ない!という感じでした

 

当たり前です。いきなりこんなところまで来ることになったのですから、、、

また知らない人(僕のこと)に髪のことでいろいろ言われるかもしれないのですから、、、

 

お母さんが「帽子を取って見てもらいなさい」と促すと

Bちゃんはめんどくさそうに帽子を取って見せてくれました。

 

全体に薄っすらと髪が残っているような状態で、それを一つに縛っていました

 

ウィッグを拝見させていただくと細長いタイプの部分ウィッグで

毛量も多くあるわけでもなく残っている髪の量とウィッグの毛量を考えたとき

「よくこれでごまかしていたな、、、」と思える部分ウィッグでした

 

また、自分も出勤しないといけない毎朝忙しい時間帯の中で

娘さんのために髪をまとめ黒い粉をかけている姿が浮かんできて、

本当に大変な日々を過ごされてきたんだな。。。と思いました。

 

さらに話をお聞きすると既にウィッグは1つ持っているということでした

 

近くのウィッグ専門店?で相談し、

大人用をサイズ調整していただいたということで、それも見せていただきました

 

Bちゃんに言わせると、チクチクするということで

ウィッグのネットの中にお母さんがガーゼをあてがい、直に頭皮に触れないように工夫されていました

それでも使いたくない。部分ウィッグの方が良いということのようです。

 

しかし、Bちゃんの毛量とウィッグの毛量、今後のことを考えると、

いくら黒い粉も使うとしても無理があります。

 

部分ウィッグもウィッグも大手メーカーの物ということでしたので

僕「部分ウィッグは9万円くらいしましたよね?」(多めに言いました)

Aさん「いえ。●●万円でした」

(えっ!?マジで!?そうなの!?)

Aさん「こちらは(ウィッグ)は●●万円でした」

(大手メーカーだからそのくらいするよな、、、)

既にスゴイ出費です

 

とりあえず僕が用意したウィッグをかぶっていただくことにしました

やはり大人用ということなので伸縮ネットを使っているにしてもブカブカです

サイズ調整するにしても小学生の子の頭のサイズを考えると無理があります

 

オーダーメイドにするとなると、最低でも18万円かかります

既に高額な支払いをしていることを考えると複雑な思いが込み上げてきました

 

そこで今あるウィッグを直して使っていただく方法がAさんに負担が少ないかと思い

Bちゃんに、今のウィッグをかぶっていただくと、Bちゃんが拒む理由が分かったような気がしました

 

それはサイズ調整したと言っても、あきらかに調整する部分がおかしいこと

サイズ調整をしただけで、毛量などがあきらかに多過ぎるということ

 

もちろんチクチクするのも本当のことだと思います

ただ、その部分はガーゼでカバーされているので分かりませんでした

 

Bちゃんは頑なに

「そっち(部分ウィッグ)で良い」

「別に(ウィッグ)いらない」

と言い、お母さんは困っていました。

 

お母さんのお話だと、毎日少しずつ髪が減っているということでしたが

Bちゃんがいらないと言っているいじょう無理矢理作ったとしても

使っていただけないと、ただお金を捨てたことになります

 

もしオーダーでの対応となった場合、2ヶ月ほどかかりますので

そうなると髪が抜けていくペースで考えると間に合わないかもしれません

 

また、せっかく作ったとしても、同じようにネットがチクチクするとなったら

使っていただけない可能性もあります

今までチクチクすると言われたことはありませんが

Bちゃんがチクチクすると言えば、それはダメということになります

 

僕も本当に悩みました。

脱毛が進んでいることを考えると時間がありません。

しかし何か方法が無いか考えたかったので

Aさん、Bちゃんには申し訳なかったのですが、この日は、これ以上は話を進めず

次回予約をしていただき帰っていただくことにしました

 

明日に続けます

 

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